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  • 「アクアフォトミクス・デー」EXPO2025 ブルガリア館にて

    「アクアフォトミクス・デー」EXPO2025 ブルガリア館にて

    EXPO2025 大阪・関西万博

    「アクアフォトミクス・デー」EXPO2025 ブルガリア館にて

    ※English version / 英語版

    2025年10月1日、EXPO2025(大阪・日本)ブルガリア館にて、特別イベント「アクアフォトミクス・デー」が開催されました。このイベントは、神戸大学アクアフォトミクス研究分野、ゆの里、ドクターリセラ、アイゾールテクニカ、いのちのためのデザイン研究所の共催によって実施されました。本イベントでは、ブルガリアと日本の深い科学的・文化的つながりが紹介され、アクアフォトミクスの創始者であり、神戸大学所属のブルガリア出身の科学者、ルミアナ・ツェンコヴァ教授の功績が称えられました。

    ツェンコヴァ教授は、故郷ルセ市より2015年に「ルセアンバサダー ルセ市長賞」、2016年に「ルセ名誉市民賞」を授与されています。芸術・科学・人間性が交わるブルガリア館でアクアフォトミクスを紹介できたことは、「水」という共通の言語を通じて両国の絆を改めて感じる象徴的な機会となりました。

    ブルガリア館へようこそ!

    パビリオンの明るく開放的な空間の中で、来場者は映像やポスター展示、そして三つの体験型ブースを通してアクアフォトミクスの世界を探りました。白衣を着た研究者たちが案内しながら、水と光の相互作用がいかにして水の中に隠れた生体情報を映し出すかを紹介しました。

    ブースを巡る前に、来場者はまずパビリオン内のミニシアターに集まり、映像監督・西嶋航司氏によるアクアフォトミクス紹介映像を鑑賞しました。

    映像では、光・水・自然の美しい映像表現を通してアクアフォトミクスの科学が紹介されました。水が、農業・生物学から材料科学・天文学に至るまで、あらゆる生命現象を映し出し、つなぐ「鏡」として機能することが描かれています。最後には「水はすべてを繋ぐ – Water connects everything」というメッセージで締めくくられました。

    体験コーナー ― アクアフォトミクスを「見る」「感じる」

    上映後、来場者はメイン展示エリアに移動し、神戸大学および協力企業の研究者による三つのブースで、アクアフォトミクスを実際に体験しました。

    1. ハンドスキャン・ブース(ゆの里)
      来場者は、アクアフォトミクス専用に開発されたブルガリア製分光器APSを用いて、香りの刺激や軽い運動などの前後で手首の近赤外スペクトルを測定しました。得られたデータをアクアグラム®で可視化し、水の分子構造がどのように変化するかを比較体験しました。
    2. スキンスキャン・ブース(ドクターリセラ)
      参加者は近赤外光を用いて皮膚を測定し、自身の水構造を示す「水の指紋」ともいえるパーソナル・アクアグラム®を作成しました。
    3. 研究者と話そうブース(神戸大学アクアフォトミクス研究室、アイゾルテクニカ、いのちのためのデザイン研究所)
      来場者は研究者と直接対話し、アクアフォトミクスが明らかにする水の「隠された言語」や、その医療・農業・産業分野への応用の可能性について学びました。

    この映像と体験型展示を組み合わせたプログラムは、アクアフォトミクスの概念的理解から個人的な体感へと導く、学びの旅となり、来場者一人ひとりが「自分自身の水を見る」貴重な機会となりました。

    一方、「研究者と話そう」エリアでは、アクアフォトミクス研究者による直接の対話が行われました。研究者たちは、この技術の科学的原理や応用例をわかりやすく説明し、来場者は科学を抽象的な概念としてではなく、自身の身体や感覚と深く結びついたものとして体験しました。会場は熱気と好奇心に包まれ、科学と参加者との距離がぐっと近づいたひとときとなりました。

    文化交流のひととき

    会場は午後の日差しが差し込み、明るく開放的な雰囲気に包まれました。来場者、研究者、スタッフが手を取り合って輪となり、ブルガリアの国民舞踊を踊りながら、笑顔と一体感に満ちた時間を共有しました。

    踊りの輪の中には、駐日ブルガリア大使マリエタ・アラバジエヴァ閣下と、神戸大学のルミアナ・ツェンコヴァ教授の姿もありました。お二人のがともに踊る様子は、ブルガリアと日本の絆を象徴する印象的な一幕となりました。

    ダンスの後、アラバジエヴァ大使ブルガリア館館長のゲオルギ・コストフ氏は、アクアフォトミクスの各ブースを見学されました。研究者の案内でデモンストレーションを体験し、近赤外光によって水の分子構造の変化を可視化できることに関心を寄せられていました。お二人の積極的な参加は、アクアフォトミクスが育んできた「国」「科学」「人」を結ぶつながりを象徴する場面となりました。

    アクアフォトミクス・シンポジウム

    イベント後半では、パビリオン内のカンファレンスホールにて「アクアフォトミクス・シンポジウム」が開催されました。冒頭で、マリエタ・アラバジエヴァ駐日ブルガリア大使が挨拶を行い、ブルガリアと日本の協力関係を振り返るとともに、科学と文化の交流の重要性を強調しました。そのメッセージは、人類の創造性と革新を祝うEXPO2025の精神を体現するものでした。

    シンポジウムでは、以下の3名による講演が行われました。

    • 「アクアフォトミクス入門 ― 生命を映す水」ルミアナ・ツェンコヴァ教授(神戸大学)
    • 「アクアフォトミクスの産業応用 ― 水とウェルネスの可能性」重岡昌吾氏(ゆの里)
    • 「水が語ること ― 人工知能とアクアフォトミクス」テレサ・エスクリグ博士(AI研究者)

    それぞれの講演では、アクアフォトミクスの多様な側面が紹介されました。科学的基盤から実用的応用、最先端技術に至るまで、幅広い視点から水の新たな可能性が示されました。講演後には活発な質疑応答が行われ、水が生命や健康を理解するうえで重要な存在として関心を集めていることが感じられました。

    本イベントの開催に尽力された主催者や研究者、関係者の皆さまに、心から感謝いたします。

    アクアフォトミクス・デー」では、体験型展示、文化交流、学術的な対話を通じて、アクアフォトミクスが「国」と「学問」をつなぐ架け橋であることが紹介されました。来場者は近赤外光を用いた水の分子構造の可視化や、研究者による実演を体験し、水の新たな可能性に触れました。このイベントは、アクアフォトミクス20周年を記念するとともに、水・光・生命の関係をさらに探求していく研究の方向性を示す機会となりました。

  • ドキュメンタリー映画「Pale Blue Dot」で、水と生命の美しさを発見

    ドキュメンタリー映画「Pale Blue Dot」で、水と生命の美しさを発見

    ドキュメンタリー映画「Pale Blue Dot」をご紹介できることを大変嬉しく思います。この作品は、水、光、そして生命の間にある深いつながりを探究しています。


    アクアフォトミクスの創始者であるルミアナ・ツェンコヴァ教授、奈良・天川大辨財天社の宮司、そして著名な物理学者・佐治晴夫氏を迎えたこの映画は、水の神秘を解き明かす私たちの研究を美しく補完するものです。地球の繊細な美しさと、生命を支える水の重要な役割を映し出すこの映画の旅に、ぜひご参加ください。

    詳しくは、「Pale Blue Dot」公式ウェブサイトをご覧ください。

  • JAXAによる私たちの研究プロジェクト発表

    JAXAによる私たちの研究プロジェクト発表

    JAXAは、日本の政府研究機関である宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency)の略称です。

    昨年11月に開始した、JAXAとの共同研究プロジェクト
    低重力・無重力下における水分子の動態モニタ技術の開発
    がプレスリリースされました。

    共同研究一覧

    https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/introduction/joint_studies.html

    研究内容

    https://aquaphotomics.com/ja/wp-content/uploads/2025/09/poster_10_13_2.pdf

    https://aquaphotomics.com/ja/wp-content/uploads/2025/09/report_10_13_2.pdf