
第5回アクアフォトミクス国際会議(AIC2025)は、2025年5月17日から20日まで神戸大学六甲ホールにて、オンライン配信を併用して盛大に開催されました。アクアフォトミクスの20周年を記念する節目のイベントとして、本会議には21か国から科学者、教育者、産業界のパートナーが集い、20年にわたる発展を祝うとともに、この急速に拡大する分野の未来を展望しました。
会議のハイライト
- 市民講座・アクアフォトミクススクール・ワークショップ(5月17日)
会議は、アクアフォトミクスの創始者であるルミアナ・ツェンコヴァ教授による市民講座から始まり、続いて学術界や産業界の専門家による講演が行われました。アクアフォトミクススクールでは初級・上級セッションが開講され、世界各地から学生や若手研究者が参加しました。同時に開催されたアクアフォトミクスワークショップでは、パオロ・レナティ博士とピエール・マドル博士が講師を務め、水素結合やコヒーレントドメインに新たな視点をもたらす量子場理論に関する発表と議論が行われました。
- 学術プログラム(5月18日~20日)
3日間にわたる会議では、10のセッションで46件の口頭発表と15件のポスター発表が行われました。研究テーマは幅広く、農業、食品、医学、化粧品の分野から、量子電磁力学や量子生物学をアクアフォトミクスに導入する先駆的な議論まで多岐にわたりました。また、アクアフォトミクスは量子理論における新しい実験プラットフォームとしての可能性を持ち、今後の協力の道を開くものと期待されています。
- 文化交流とネットワーキングイベント
神戸・蘇州園での活気あるウェルカムレセプションや伝統的な晩餐会では、文化交流と学術的ネットワーキングの場が提供されました。晩餐会ではアクアフォトミクス20周年が祝われ、優秀ポスター賞や功労賞の授与も行われました。
- スポンサーと支援
特別スポンサーセッションでは、ドクターリセラ株式会社、株式会社重岡(ゆの里)、清武材木店株式会社、株式会社Asue (VIAVI Solutions)による革新的なプロジェクトが紹介され、アクアフォトミクス研究と実社会での応用とのつながりが示されました。
今後の展望
本会議には257名(日本から189名、海外から68名)が参加し、国際的に広がりを見せるアクアフォトミクスコミュニティの活力が反映されました。アクアフォトミクスが次の10年に向かう中で、第5回国際会議は、新たなパラダイムを切り開き、学際的な協力を深め、科学・技術・社会への革新的な応用につながる基盤を築きました。 詳細については、AIC2025公式ウェブサイトをご覧ください。