第4回 日本アクアフォトミクス学会
学会概要
「アクアフォトミクス」は、その言葉を生み出すきっかけとなった赤外分光のみならず、X線からマイクロ波に至る分光情報、ならびに非線形分光や分子動力学シミュレーションを駆使して様々な時空間スケールにおける水分子の動態や構造を明らかにし、その知見をもとに”水”の観点から生命現象に迫ることを目的としています。
多様な顔を持つ水を理解するためには生物学、物理学、化学、情報科学などを基礎とした幅広い研究者の連携が不可欠であるため、「日本アクアフォトミクス学会」は分野横断的な議論を活性化することで、生命の根幹を成す”水”の知見を創出する場を提供することを目指しています。
今回第4回を迎えた本学会は、基調講演と招待講演、ならびに口頭とポスターからなる一般講演を神戸大学で開催し(オンライン講聴可)、講演では特に優れた学生による発表を選出して「学生発表賞」の表彰を行います。皆さまのご参加をお待ちしております。
主催
日本アクアフォトミクス学会
日程
2024年11月16日 (土) ・17日(日)
プログラム
基調・招待講演者
Roumiana Tsenkova(神戸大)「Aquaphotomics as Integrative Field」
安井 正人(慶應大)「脳水動態の可視化が解き明かす脳疾患の病態生理」
北濱 康孝(東京大)「体液のウェアラブルSERS 測定」
赤坂 一之(京都府立医大)「Water Molecules Control Dynamic Protein Structure for Function: Disclosure by High Pressure NMR Spectroscopy」
森田 成昭(大阪電通大)「含水高分子の赤外分光とデータ解析」
石垣 美歌(島根大)「近赤外分光法によるタンパク質2次構造変化が水分子の水素結合ネットワークに与える影響評価」
竹内 雅人(大阪公立大)「近赤外分光法による材料表面に吸着した水分子の分析」
ナイト・クリストファ鷹也(資生堂)「誘導ラマン散乱顕微鏡によるヒト角層の水・脂質分布の 3Dイメージング」
Aleksandar STOILOV(ゆの里)「Near-Infrared Aquaphotomics for Exploring the Human Body’s Water Matrix」
山本 詠士(慶應大)「分子動力学シミュレーションによるタンパク質近傍の水分子動態解析」
今清水 正彦(産総研)「生体高分子水溶液へのsub-THz波照射作用」
池本 夕佳(JASRI)「赤外線領域放射光を利用した分光測定による高分子と水の状態解析」
林 智広(東京科学大)「界面の水分子の水素結合状態と界面相互作用」
白神 慧一郎(京都大)「水分吸着の微視的理解:分子レベルにおける水のダイナミクス」
会場
締切
要旨提出:2024年10月26日(土)
参加登録:2024年11月8日(金)
参加費
現地:10,000円(一般)、3,000円(学生)
オンライン:5,000円(一般)、2,000円(学生)
懇親会
神戸大学 LANS BOX(1階)
2024年11月16日(土) 18:00
費用:5,000円